工場で使用されている水銀灯代替LED照明

工場内は高温,粉塵,オイルミスト,薬品の蒸気などで照明器具にとって苛酷な環境が非常に多いのが実情です。

それらが原因でLED照明の故障も多くなります。設置する環境に合わせてLED照明の仕様を対応させていく必要があります。

特に夏場の工場内の天井付近は非常に高温になります。一般的な現場でも40℃~50℃。また工場内に大型の機械を設置していたり、特殊な技術で生産加工などをしている現場は、60℃~100℃などにもなってきます。
しかし、電子機器の寿命は周囲温度が10℃あがると半分になると言われており、現場が高温になると非常に不具合が生じやすくなります。
また,オイルミストは照明器具の樹脂素材部分から内部に浸透し亀裂を生じさせるため、故障の原因となります。
設計上の不備も多く見受けられます。

写真は大手メーカーに導入されている某メーカーの高天井用LED照明の写真になります。
照明器具の内部の熱により、照明のカバーが焼けた例になります。

回路設計上の問題と放熱の不備が重なって、LED照明の本体が異常に過熱したことが原因です。
このまま使用すると、カバーが落下してしまいます。