40W型直管LED照明用の外部電源の故障解析例です。
外来サージなどによるフィルムコンデンサの破壊が故障の原因でした。
このまま使用していた場合、発火などの問題にもつながります。
サージ対策がされていない問題
資料No.3-1 サージ対策不足:蛍光灯代替え40W LED照明
放熱設計が不十分による問題
資料No.3-2 放熱設計が不十分:ショッピングモールで使用FPL36とFPL55
ショッピングモールで使用されていたFPL36とFPL55相当のコンパクト管タイプの故障解析例です。
放熱が不十分で発熱による回路の劣化が原因で,不点灯,照度不足となりました。
LED素子が発する熱の放熱が十分にされていない設計や実際の部材による問題です。
雷サージ対策がされていない問題
資料No.3-3 雷サージ対策がされていない: FPL36とFPL55のコンパクト管
ある海外メーカーのFPL36,FPL55のコンパクト管タイプLED照明を導入したいが製品に問題が無いか解析してほしいというご依頼がありました。
雷サージ対策がない,使用部品の品質に疑問がある,放熱が不十分などの問題点が発見されました。
高周波ノイズの問題
資料No.3-4 高周波ノイズの発生:蛍光灯型LED照明
植物育成用の直管型LED照明で漏電ブレーカが落ちるので調査してほしいという依頼がありました。
漏電はしていませんでしたが,電源が簡易型で 高周波のノイズが発生しており,
これが対地静電容量を通じて高周波漏洩電流として流れ,ブレーカーが落ちたものと推測されました。
電源ICの熱による故障
資料No.3-5 電源ICの熱による故障 直管型LED照明
病院で使用されていた両面発光型直管LED照明が不点灯となりました。
分解してみると電源ICが正常に動作していないことがわかりました。
ICをコーティングしている樹脂が熱で黒く変色しており,熱によるICの故障と推測されました。