植物育成用のLED照明の故障解析を行いました。
写真で紫色に光っている直管型のLED照明です。
実際には赤色LED2個に対して青色LED1個が配列されています。
不点灯が多発しているようでしたが,優秀なエンジニアが設計した製品らしく
電源回路は問題なく,改善の余地はあるものの放熱設計もしっかりしていました。
設計上の問題は見つかりませんでしたが,切れていたのは全て青色LEDでした。
考えてみたら青色LEDの開発者はノーベル賞を受賞しました。
それだけ作るのが難しいということです。
素子自体もデリケートであるに違いありません。
しかも青色の光はエネルギーが高く,自分が出す光で劣化が進む可能性があります。
青色LEDの取り扱いは難しいということを認識させられた事例でした。